昔からこどもは社会の宝というが、現代の日本にはこの言葉は特に重要だと考える。
「消えた年金」問題が騒がれたが、若年層が減少すれば、そのうち年金制度も医療保険制度も運営は難しくなるはずだ。
経済のパイも縮小する。
たとえば衣料品などは、多くの家でたんすにいくつもあり、購買意欲をかきたてるのは難しいのであろうが、
新しく生まれてくる子供たちは、消費を下支えするはずだ。
イタリア南部では一所帯あたりの出生率が0.8人にまで下落し、ついにローマ法王が「子供は社会の宝のはずなのに、
いまや厄介者と考えられている」と嘆くにいたった。
子供手当の拡充、教育制度および子育てのしやすい社会の整備は急務であろう。